【フォルスクラブを作った理由】
大抵の事業は何かしらのきっかけがあってスタートします。
「何かで感銘を受けたから」「儲けられると思ったから」
「会長からやれと命じられたから」
色々なスタート理由があります。
フォルスクラブを手掛ける吉田智雄氏はどのような想いで
フォルスクラブを作ろうとしたのでしょうか?
その道順を今回紹介いたします。
【吉田智雄氏の娘が通っていた塾が第一の理由】
最初のスタートラインは吉田智雄氏の実の娘にあります。
当時中学生だった娘は塾に通っていましたが、
その塾の内容が全く分からず困っていたそうです。
理由は、その塾は進学塾と呼ばれるものだから。
塾にはいくつかの種類があり
「①受験対策を専門にする塾」
「②学校の授業の予習をするための塾」
「③学校の勉強についていけないための方の塾」
「④英語だけといった一科目だけに力を入れる塾」
などなど。
そして吉田智雄氏の娘が通っていたのは②でしたが、
本来は③に通う必要がありました。
その時から吉田智雄氏は子供の教育に興味を持つようになったのです。
【吉田智雄氏の友人から紹介されたデジタル教材が第二の理由】
ただし興味を持つだけではフォルスクラブの事業をスタートさせることは出来ません。
そもそも上記だけが理由でしたら、吉田智雄氏は塾を経営しないと筋道が通りません。
ではどのように通信教材であるフォルスクラブを産むに至ったかというと、
吉田智雄氏の友人に理由がありそうです。
娘が塾で困っていたのと同時期に友人から
「デジタルの教材を見て欲しい」と言われたのがフォルスクラブの契機です。
そのデジタルの教材はフォルスクラブとは何ら関係ありませんが、
友人がそれを見せてくれたからこそ、フォルスクラブの開発はスタートしたのです。
【最初のコンセプトは暗記が中心だった】
吉田智雄氏が最初に作ろうとしたフォルスクラブは暗記が中心でした。
これは当時(今もですが)の日本の教育が暗記が中心の学習スタイルだったからです。
そして当時から吉田智雄氏は「いつでもどこでも」勉強できるeラーニングに注目していました。
「勉強は学校、塾、家でやる」のが一般常識であり、
移動中の時間にフォルスクラブで勉強できたら便利だと吉田智雄氏は思い至りました。
そのほか、幼児向け~高校生向けの幅広い年齢に対応したコンテンツを
用意する案も初期から合ったそうです。
幼児向け音感育脳システムの開発はとある銀行からの売り込みでスタートしましたが、
それを吉田智雄氏が採用し、フォルスクラブ用に中身を編集して世に売り出したことで、
今やフォルスクラブで一番人気のコンテンツにまで発展しました。
【家族単位の利用料金にした理由その1】
吉田智雄氏がフォルスクラブの料金システムを考えた契機も気になるところです。
一般的な通信教材は1人を対象にしたものがほとんどですが、
フォルスクラブは家族単位として5アカウントのログインIDを支給しました。
恐らく、1アカウントしか配らなかったら、
兄弟姉妹でそのアカウントを使い回すと思ったのかもしれません。
家庭教師と違って吉田智雄氏が利用者を見張る訳にもいかず、
ならば最初から多人数で利用できるように5つまでアカウントを配ったのだと推測します。
そしてフォルスクラブはネット申し込みになりますので、
購入者の家族情報は基本的にアンノウン。
家族の人数を知るすべがないため、
「アナタの世帯は4人家族なので、4人分の料金を頂きます」とすることは出来ません。
まさか戸籍謄本を送る訳にもいきません。
家族人数が不明なため、フォルスクラブの利用料金は家族の人数で変更するのではなく、
誰であろうと料金一律にしたのでしょう。
【家族単位の利用料金にした理由その2】
家族単位にした理由はもう一つあります。
それは吉田智雄氏の企業理念にもある「教育の水道哲学」です。
例えば、今の日本は蛇口をひねれば水が出ますよね。
しかも水の料金は非常に安価です。
これが発展途上国だと毎日何時間も掛けて水を運ばないといけません。
それでいて衛生的な水とは言えません。
もしもそういった国に上下水道を作っても、
値段が高くて現地民は水道設備を利用することが出来ません。
教育に関しても似たような状況になっていると吉田智雄氏は言います。
発展途上国のように貧乏な方は満足に教育を受けることが出来ません。
良い大学に通うには私立高校や塾に通う必要がありますが、
高額すぎて手を出せないのが現状です。
そんな方に安価に勉強手段を届けたいと吉田智雄氏の想いから、
料金一律性のフォルスクラブが誕生したのです。
兄弟姉妹が多いとそれだけ教育費が掛かります。
そうした家庭でもフォルスクラブでしたら月額6480円で
利用することが出来るのです。